外壁塗装の最適なメンテナンスは?【延岡市屋根リフォーム専門店 延岡瓦工業】
2024.05.28 (Tue) 更新
延岡市にお住いの皆さんこんにちは(*^-^*)
延岡瓦工業のヨシです(‘ω’)ノ
今日は、外壁塗装の最適なメンテナンスについてご説明します( *´艸`)
まず、メンテナンスのタイミングを考えるうえで覚えておいてほしいのですが、「外壁」と一口にいっても、金属系サイディングボードやALCパネル、コンクリート壁、窒素系サイディングボード、モルタル壁など、その種類は様々です。さらに、そうした外壁材の上には、アクリルやフッ素などこれまた様々な塗料が塗ってあります。
外壁材と塗料の組み合わせによっても最適なメンテナンス時期は異なるため、「外壁塗装は10年に一度」と断言することはできません。ところが、どんな外壁も時間の経過とともに劣化して機能が弱まり、最終的には住宅そのものにダメージが及ぶという点は共通しています。
ここからは、塗り替え時期の1つの目安として、「耐用年数」という観点から考えていきます。
外壁塗装の「耐用年数」とは……?
ここでいう耐用年数とは、主に「塗料の耐用年数」「外壁材の耐用年数」「シーリングの耐用年数」という三種類を指します。塗料や外壁材の耐用年数は、開発したメーカーのテストを経て決定されますが、塗料は5~20年、外壁は7~40年と大きなバラツキがあります。
3種類の耐用年数がバラバラになってしまった場合、最も短いものに合わせるのが普通です。例えば、塗装の耐用年数が20年、シーリングの耐用年数が7年だった場合、外壁のメンテナンスが必要な時期は、最も短いシーリングに合わせて7年で考えるべきです。
ただし、前回の塗装時に下処理が甘かったり、工程を省いていたり(「手抜き工事」については、後ほど詳しく説明します)すると、メーカーが公表する数値はあくまでも「目安」であることを忘れないようにしてください。
それでは、「塗料の耐用年数」「外壁材の耐用年数」「シーリングの耐用年数」それぞれについて詳しく見ていきます。
塗料の耐用年数
塗料メーカーが公表している耐用年数は、新築時に塗装することを想定したもので、塗料のグレードによって大きく差があります。
例えば、もっとも単価が安い「アクリル塗料」の耐用年数が役5~7年であるのに対し、太陽の光に反応して汚れを分解する機能をもつ「光触媒塗料」の耐用年数は約15~20年となっています。上位グレードの塗料は紫外線や雨水に対抗する「耐候性」が高く、それに伴って耐用年数も長くなっているのです。
また、同じグレードの塗料であっても、塗装する外壁材との相性によって耐用年数は前後します。外壁材と塗料の相性が良いほど塗料がよく吸着するため耐用年数は長く、逆に相性が悪いと数年で塗膜の剥がれやひび割れが生じてしまうのです。
同じグレードでも、塗料内のシリコン含有率やフッ素含有率が多いほどさらに耐久性は増し、耐用年数が長くなります。新築時は下記の年数とほぼ同じ耐用年数で計算すればいいのですが、塗り替えで使用する場合には、既存の塗膜の状態や基材の劣化状況により耐用年数にズレが生じる可能性があります。塗料メーカーの施行要領をきちんと守り、高圧洗浄やけれんなどの下地処理をしっかり行うことで、耐用年数が長くなります。このほか、「樹脂の含有率」「水性か油性か」によっても耐久性が異なります。塗料の耐用年数はあくまでも期待できる年数の目安に過ぎないことを覚えておいてください。
アクリル塗料…5~7年 ラジカル系塗料…12~15年
ウレタン塗料…8~10年 フッ素系塗料…15~20年
シリコン塗料…8~15年
次は外壁材の耐用年数についてご説明します(‘ω’)ノ